一部の情報は、2021年3月までの旧社名を含めて当時のまま掲載しています。
 
活動報告

『石垣・西表島の自然保護活動』を実施しました


◆開催日:2017年11月4日(土)~5日(日)

◆天候:11月4日 曇り一時小雨 風強し、11月5日 曇り

◆参加人数:15名

◆概要

砂の定点観測[1].jpg

11月4日 石垣島:1週間前の台風と前日の大雨の影響で月桃の植栽は畑に入る事ができず中止になりました。その為ビーチクリーンの時間を延ばし広範囲にわたり活動を行ないました。強風と断続的な小雨の中ではありましたが多くのゴミを集める事ができ、皆で達成感を味わうことができました。その後、海中の砂を採取しサンゴの生育条件を悪化させる赤土の濃度を計測しました。サンゴ村では赤土濃度の定点観測を行なっていますがお手伝いをする事により今回実施できなかった月桃植栽の効果を確認することができました。

西表ビーチクリーン1[1].jpg

11月5日 西表島:中野海岸にてビーチクリーンを行ないました。西表島への定期航路は2つありますが、強風による波浪により予定していた航路は全便欠航となってしまい遠回りをして現地に到着しました。今回一緒にビーチクリーンを行なう地元の小・中学生による活動はすでに始まっており、我々も追いつくべく作業に加わりました。

大量のプラスティック類、漁具などが回収され、ペットボトルだけでも3100本以上集まりました。最後に主催者である西表島エコツーリズム協会の方からビーチクリーン活動の大きな目的は景観の維持よりも、流れ着いたプラスティック類が強い紫外線により細かく破壊され、マイクロプラスティックとなり、それを餌と間違えて食べた小動物から始まる食物連鎖、環境ホルモンへの悪影響の話を聞き解散となりました。

◆参加者からの感想(アンケートより抜粋)

  • 漂着・漂流ゴミの多さを身にしみて感じました。また赤土の流出は説明と現場を見て始めて知りました。これら自然保護と便利さの裏腹を常に発信する必要、および体験することの重要性を感じました。
  • 今回のイベントに参加することで、あらためて「現場を知る」ことの大切さを学びました。まずは実感を持って「知る」ことが、社会貢献や自然保護活動について主体的に考え、プロアクティブに動くことにつながります。当社の理念である「強い、やさしい、おもしろい」の「やさしい」が危機に瀕している今、端数倶楽部の活動がいかに会社の業績に貢献できるものであるかをより一層アピールしていく必要があると思っています。売上などの数字に直結しなくても、社員のやる気やステークホルダーに対する誠実な気持ち(コンプライアンスを含む)を高めるものであること、そして富士ゼロックスらしさを打ち出していけるものであることが、この活動の意義であると理解しています。CSR部や人事部・教育部とも連携し、社員教育の一環として利用してもよいのではないでしょうか。
  • 海岸への漂着物の多さに驚きました。マイクロプラスチッによる有害物質の人体への影響を知るいい機会を得られました。
  • 知っている様でも参加して改めて判る事や、自分が知らない事も体験を通して教えられました。少しでも自分ができる社会貢献は「何か」と思う機会をいただきました。
  • ボランティア活動への理解が体験を通して深まった。
  • 想像以上に海岸に漂着したゴミがあり素直に驚きました。海や島の環境を守っていくために今後もビーチクリーンの活動への参加を継続していきたいと思います。また、初めて訪れた西表島は豊かな自然と伝統文化を継承して生活している島で、そのような文化や生活の一端を知ることができたことも大きな収穫でした。自然とともに伝統を守っていく活動も大切だと感じました。
  • 端数倶楽部のイベントに初めて参加させていただきましたが、私自身が気づきを得ることができて感謝しています。特に今回の環境保全に対してはより広く関心を持つこと、自然と関わる中で日々心がけることの重要性を強く感じました。
  • サンゴについていろいろ勉強になりました。
  • 端数倶楽部のイベントに参加するたびに思うのですが、富士ゼロックスとの長い良い関係性があるからこそ、地元の皆様が心を開いて、私たち素人が参加することを受け入れてくれているのだな、とあらためて思いました。

以上

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