活動報告
「丹沢の自然シンポジウム」の参加報告
■開催日時: 2019年 11月24日(日)13:00-16:30
■主催: 丹沢ブナ党(端数倶楽部の寄付先の自然保護団体)
■開始場所:横浜市市従会館(横浜市西区宮崎町25 )
■参加者: 端数倶楽部からは8名
■主催: 丹沢ブナ党(端数倶楽部の寄付先の自然保護団体)
■開始場所:横浜市市従会館(横浜市西区宮崎町25 )
■参加者: 端数倶楽部からは8名
■記念講演:「私が見てきた日本の山」 鈴木 澄雄 (山岳写真家)
■パネル討論:「私たちにとって山とは ~ 今、山と人生について考える」
■概要
当日の参加者は主催者発表で計70名。日本の山林や里山の変化、増えてきたクマと人との衝突など、考えさせられることの多いシンポジウムでした。ヒトとクマの距離を適度に保ち、共生していくためにはどうすればよいのか。パネリストの方々だけでなく、参加者も巻き込んでの熱い議論が繰り広げられました。
■参加者の感想
- 写真を見ると綺麗だと感動するがそれを写す山岳写真家の苦労。
山の形を変えるほどの採石場の写真を見て、これまで知らなかった自然破壊を感じた。 - 今回のシンポジウムはいままでと趣向を変え、具体的な自然保護活動の話でなく「山と人生」というタイトルで、参加者も少ないかと思っていましたが、70名ほどの参加者があったようです。もう少し深堀して山が人生に影響を与えた具体的なお話を聞かせてもらいたかったと思いました。
- シンポジウムのテーマが良かったのか、会場の参加者の質疑応答も多く、山(自然)への関心が高いことが分かりました。クマやシカ、イノシシなど人間が住む場所を狭めていって、食料も減っている中で共存していくにはどうするかを考えなければならなく、そういう意味でもどうやって山を守っていくのかをダムの問題も含めて考えていかなくてはならないと思いました。
- 今回、丹沢ブナ党では初心に立ち返って自分たちの活動を考えようという趣旨で、そのためにも、パネリストを会員から選出しています。今までのシンポジウムとは趣が異なりましたが、参加者全員があらためて活動の意義やめざすところを初心にかえって考え直した、丹沢ブナ党が取り組んできた反対運動、「なんでもできる」という気概、若返った気持ちにさせてくれるシンポジウムになったと感じました。
- 流石に30年も現地観察、丹沢復活への提言を続けている人たちのシンポジウムだけあって、たくさんの知恵をいただいた。
- 本イベントには毎年参加させていただいています。自然保護の視点や、それらを守っている仲間との交流ができ、自分の枠を広げてくれるイベントと思っています。
■丹沢ブナ党
端数倶楽部の助成先です。
1990年に団体を結成以来、丹沢のブナ林で自然環境保護活動、ブナ健康度調査を行っています。
Webサイト http://tanzawabunato.web.fc2.com/index.html