一部の情報は、2021年3月までの旧社名を含めて当時のまま掲載しています。
 
活動報告

『石垣・西表島の自然保護ボランティア』を実施しました


世界的に有名な石垣島にある白保のサンゴ礁保全と西表島の自然保護活動を行いました。

石垣島では、白保沖のリーフ内に広がる青サンゴ礁保全のため海中クリーン活動を行ない、また西表島では、海岸美化と生物の生息環境の保全のためにビーチクリーンを実施。回収したごみの分別作業を通して、海洋ゴミの問題を実感しました。

◆開催日:2019年10月26日(土)~27日(日)
◆天候:10月26日 晴れ 最高気温 28.3℃、最低気温 22.3℃
     10月27日 晴れ 最高気温 29.8℃、最低気温 22.1℃
◆参加人数:16名

■実施概要 s-DSCF3886.jpg

1.石垣島海中クリーン活動について

10月26日13:00、白保サンゴ村へ集合。
海中での注意事項など簡単なレクチャーを受けたのちウエットスーツへ着替え、ダイビングボートが待つ浜へ移動。2隻のボートに分乗してゴミがあるポイントへ向かいました。現場は2.5mほどの深さで岩礁に漁網やロープが絡みついています。
作業は現地スタッフの方がスキューバを装着して潜り海底からゴミをナイフで切り取っては水面にいる我々が受取りボートに乗せる、という作業を繰り返し行いました。

作業終了後、世界的に有名な青サンゴの群生地を観察し水中クリーン活動の意義を再確認しました。

2.西表島ビーチクリーン活動について

10月27日 8:00 石垣島離島ターミナルへ集合したのち定期船で西表島へ移動。
港からはレンタカーに分乗し、目的地である中野海岸に到着。各自大きなゴミ袋を持ち海岸に漂着しているごみの回収を始めました。海岸には大量のごみが打ち上げられており西表島の強い日差しの中、汗をかきながらの重労働です。ほどなく大量のペットボトル、プラスティック、漁具などが回収され分別作業を行いました。ペットボトルはバーコードにより国別に分け、回収量を確認しました。

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■参加者からの感想(アンケートより抜粋)

  • 沖縄、八重山諸島の海が大好きで毎年泳ぎに行っています。イントラにてイベントを知り、海に恩返ししたいと思い参加させていただきました。今回初めてボランティア活動を行い、きれいな海やサンゴを守る為に、現地の方が地道な努力をされていることを実感する事が出来たことは、貴重な体験でした。活動を行いたくても、人・費用の問題がある事も改めて知らされました。一人ひとりごみを出さない活動が大切になると思いました。
  • ゴミの問題はみんなでよく考えていかないといけないと思います。普段の生活もできるだけゴミを出さないように意識はしていますがより一層意識を高くしていきたいと思いますし、この経験も周りの人たちに広めれるように活動できればと思います。
  • 白保にあった集落の小さな商店に寄った時、私達の今回の活動のことを少し話したら、自分たちも以前はよく手伝っていたが高齢になってなかなかできないと言っていた。「わざわざ遠くから」と感謝の言葉を頂いた。
  • サンゴ一つとっても様々な外部要因で破壊されてしまう危機があることなど、知らなかった重要な問題が多くあることを学ぶことができ大変貴重な機会となりました。
  • 作業をした海中の漁網や海岸のゴミの状況は、自分が想像していたよりひどい状況で、こういう機会がないと実情を知ることはあまりないとおもうので、そういう意味でも意義のあるイベントであると感じました。
  • 以前から、与論島のReef Check(ボランティアダイバーによるサンゴ礁の定点定期観測)に参加しておりましたが、石垣島や西表島の実態を見る良い機会だと思い参加しました。海上およびビーチでの作業ですが、思ったよりハードでした。その分少しは役に立ったかなという思いはあります。
    西表島のビーチに流れ着くペットボトル量は想定以上に大量で、改めて海洋プラスチック問題の深刻さを痛感しました。
    一人ひとりが、できる限りプラスチックを 使用しない、使用したら捨てずに必ずリサイクルに回す努力が必要だと思いました。
  • 西表島の砂浜のゴミも、今回その砂浜に移動する車中で、他の砂浜にもゴミが散乱していたので、そちらも機会があればお手伝いしたいと思いました。
  • 青くきれいな海の底や海岸には多くのごみがあり、ほおっておくと生態系や景観がどんどん侵されていくのだと感じた。微力ではあるがボランティアを通して少しでも浸食を遅らせたいと感じた。

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