活動報告
【報告】保護犬・保護猫の未来について考えませんか
1月27日(金)に、保護犬・保護猫について考えるセミナーを開催しました。
人と動物の共生社会の実現を目指し活動している団体「人と動物の共生センター」より講師をお招きし、ペットを取り巻く環境や殺処分の状況についてお話いただきました。
- 講演名 :保護犬・保護猫の未来について考えませんか
- 日時 :2023年1月27日(金)18:30~20:00
- 参加者 :5名
- 実施形式:Zoomでのオンライン講演会
- 講師 :人と動物の共生センター 奥田順之先生(獣医行動診療科認定医)
【講義より抜粋】
- 余剰犬猫の対応(殺処分や保護シェルター、家庭での受け入れ)ではなく発生元(ペット産業、飼い主、野外で飼育)に対処し減らしていくことが重要
- 多頭飼育崩壊は犬や猫の命を大切と思う心が招く現象。現代の人間関係の希薄さ、理解し諭してくれる人が周囲にいないことが要因。相談する相手や、気持ちに添いつつ説得してくれる人の育成が重要
- ペットの存在が高齢者の心身に好影響をあたえるメリットもあるので、高齢者のペット飼育を周囲がサポートできるようになればよい
- 生きていればよいというものではなく、適性な環境で暮らせるようにしてあげることが大切
■参加者からの感想
- 殺処分自体は減少しており、現在は多頭飼育崩壊が課題として大きいことを知りました。
- 多頭飼育崩壊がニュース等で見るよりひどくなっているということがわかった。
- 犬猫が好きでこのセミナーに参加しましたが、ニュースではいってくる程度の知識しかなかったので、結構深刻な問題ということに驚きました。
- 動物愛護と動物福祉の違いを意識していなかったが、視点がまるで違うということがわかった。学びの多い時間だった。
■最後に
人と動物の共生大学ではオンラインで動物愛護に関する講義が受けられる他、ともに行動する仲間もみつけることができます。
興味のある方は「人と動物の共生センター」Webサイトからご確認ください。