一部の情報は、2021年3月までの旧社名を含めて当時のまま掲載しています。
 
活動報告

【報告】『石垣・西表島の自然保護ボランティア』を実施しました


世界的に有名な「白保サンゴ礁」を有する石垣島と、2021年に世界自然遺産に認定された西表島で、自然保護活動を行いました。

石垣島では、白保沖のリーフ内に広がる青サンゴ礁保全のためビーチクリーン活動を行ない、
また西表島では、海岸美化と生物の生息環境の保全のためにビーチクリーンを実施。
回収したごみの分別作業を通して、海洋ゴミの問題を実感しました。

  • 開催日:2023年10月28日(土)~29日(日)
  • 天候:10月28日 晴れ時々雨 最高気温 27.0℃、最低気温 23.7℃
       10月29日 晴れ 最高気温 28.0℃、最低気温 23.0℃
  • 参加人数:16名

 ■実施概要

1.石垣島ビーチクリーン活動について

10月28日13:00、白保サンゴ村へ集合。
NPO法人夏花さんからシュノーケリング時におけるサンゴ礁観察時の注意事項など、

簡単なレクチャーを受けた後、ウエットスーツへ着替えボートが待つ浜へ移動。

当初予定していた白保サンゴ群沖合いでの海中ゴミ回収については、長期間に及ぶコロナ禍での影響から地元有志が主体となり、海中ゴミ回収が進んでいた事から、白保サンゴ群海岸でのビーチクリーン作業の実施へ変更となりました。

ビーチには大量のゴミが浜に打ち上げられており、参加者一同でゴミ回収を実施しました。

その後、海中にあるサンゴ群視察の為、2隻のボートに分乗。海中内のサンゴの様子をシュノーケリングで確認しました。海中内での浮遊ゴミは確認されず、青サンゴを中心とした美しいサンゴ群を目の当たりにして、とても感動しました。

やはり環境保護は地道に人の手を介して実施せねばならない事を、改めて痛感しました。そしてサンゴ村に戻りNPO夏花さんからサンゴの保全に関するレクチャーを受講。いかに地元の人達が白保のサンゴを愛し、努力して保全活動に取り組んでいたのかを、頭の下がる思いで確認する事が出来ました。

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【シュノーケリングによる青サンゴなどの観察】

2.西表島ビーチクリーン活動について

10月29日 8:30 石垣島離島ターミナルへ集合したのち定期船で西表島へ移動。
港からはレンタカーに分乗し、目的地である中野海岸に到着。各自大きなゴミ袋を持ち海岸に漂着しているごみの回収を始めました。

海岸には大量のごみが打ち上げられており、西表島の強い日差しの中、汗をかきながらの重労働です。ほどなく大量のペットボトル、プラスチックごみ、漁具などを回収し、分別作業を行いました。
ペットボトルはバーコードにより国別に分け、回収量を確認しました。当日は大手リゾートホテル従業員の方達の参加も有り、共にビーチクリーン活動を実施する事が出来ました。

この2日間のビーチクリーン活動を通じて、少しでもゴミを出さない事、今回参加者の一人ひとりが自分の周りの人達にもゴミの減量の必要性を訴えて、伝えていく事が重要であると再認識しました。
また、海岸のプラスチックゴミが風化して、ヤドカリなどがそれを餌と勘違いして食べることで、それらの食物連鎖の頂点にいる人の体内にも、最終的には有害物が取り込まれていくことの恐ろしさを痛感しました。

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【集めたぺットボトルは国別に仕分けます】

■参加者からの感想(アンケートより抜粋)

  • 現地NPO法人の方から、石垣島の現状とやらなければいけない事を丁重に説明していただき、ビーチクリーンを行う意味を理解した上で作業ができました。
    現地での移動の手配や時間も完璧にスケジュールを作り上げていただき、感謝しきれません。
  • 入社以来加入していたものの、どのような活動をしているのか自分の方できちんと把握できていなかったが今回の参加で明らかにできたのと、地球貢献をしている実感が持てたことが非常に嬉しかった。
    また、折角同じ会社やグループに所属しているのだから、こういう横のつながりを今後ももっと大切にしていきたいと思った。今回はありがとうございました!
  • TVやネットでは報道されない漂着ゴミの多さを体感し、自然保護について改めて考えることが出来ました。
    野生動物が好きなので、以前よりイリオモテヤマネコの生息地には非常に関心がありました。
    また、八重山諸島全体が観光地化し雇用の機会や観光収入増加で潤う反面、最も大切な自然保護と両立させるためにどんな取り組みをしているのか知りたいと思っていました。
  • 現地に赴き活動されている団体の話を聞き一緒に活動することにより、自然を守ることの重要性を学ぶことができた。
    端数俱楽部は素晴らしい活動をしていますので、社内外でのPR活動をもっと積極的に行えばよいと思います。
  • 石垣島、西表島でのビーチクリーンに参加した事で、美しい海岸に流れ着いた大量のゴミに驚いたと同時に、自分なりに少しでも海岸の美観に貢献出来た事は価値があった事と認識できた。
  • ビーチクリーンは年1回のみならず、2回実施してはどうでしょうか。世界自然遺産地区でのボランティア活動は有意義であり、社会からも端数倶楽部での活動は高い評価を受けるものと思われます。
  • シュノーケリングスーツ・レンタカー・乗船チケット等など、前もって手配してあり、手際がとても良かったです。
  • 海や浜の清掃に微力では有りますが、皆んなでやれば 有意義に感じながら、達成感もありました。
  • 初ボランティアでしたが、ボランティアそのものの活動に関心が高まりました。
  • 石垣島は「美しい」イメージがあったため、「なぜ掃除をしなければならないのか」疑問だったので参加しました。
  • 2日間という限られた時間の中でビーチクリーン活動、海の視察などいろいろな活動ができ大変有意義な時間が過ごせます。
  • 海洋漂流ゴミの多さに毎回衝撃を受けます。少しでも海をきれいにできればと参加しました。継続的に参加することで「分かること」も多いように思います。
    今回は「ラベルなしのペットボトル」の多さに驚きました。
  • とても充実した2日間でしたが、ボランティア活動をする時間がもう少し欲しかったと感じました。
  • ボランティア活動に参加する事で、ゴミや自然環境について考える機会が出来、とても素敵な活動と思っています。
  • 様々な人との交流が深められた為、貴重な経験ができた。
  • シュノーケリング満足。但しサンゴ清掃なしが少し残念。
    スケジュール的に満足しているが、少しゆとりのある工程を次回に期待したい。
  • 白保でのシュノーケリングはとても良かった。前回は船の上からサンゴを見ただけでしたが、実際に海の中で見られて感動でした。コーディネートして下さった方々が熱心に説明、お世話を下さった。感謝!

など、参加者から多数のご意見を頂きました。
またイベント満足度においても大多数の参加者から「大変満足」との有難い評価を頂きました。

協力】

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