一部の情報は、2021年3月までの旧社名を含めて当時のまま掲載しています。
 
活動報告

【報告】「世界自然遺産の小笠原で森づくりのボランティア」実施しました。


ユネスコ世界自然遺産の小笠原諸島は今まで一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島。
そのためここでは独自の進化を遂げた希少な固有種が美しい自然の中で暮らしていました。
今この環境が外来種(植物、生物)及び自然災害によって脅かされています。
今回、NPO野生生物研究会の自然保護活動と小笠原グリーンのCSR活動に端数倶楽部15名が参加しました。

活動期間:2024/8/6~8/11

■8月6日:東京 竹芝客船ターミナル出航(1泊)

■8月7日:小笠原世界遺産センターにて講義

小笠原世界遺産センターで自然保護の取り組みについて学びました。外来種の侵入により生態系が大きく崩れて問題になっていますが、様々な組織の努力でこれ以上崩れないよう、取り組みがなされていることを知りました。
【講義内容】
・環境省:小笠原の環境保全の取り組み
・小笠原グリーン:TWR活動を始めた経緯とビジョン、活動内容の紹介
・野生生物研究会:外来種駆除ボランティアについての注意点

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8月7日:洲崎村民の森プロジェクトより感謝状を授与

■授与理由:

洲崎村民の森プロジェクトへの貢献に対し感謝状を贈られる。

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■8月8日:外来植物の駆除作業

作業場所:東平アカガシラカラスバトサンクチュアリー
立ち入りには特別な許可のいる東平アカガシラカラスバトサンクチュアリーにおいて、林野庁様、小笠原野生生物研究会様の指導のもと、南米原産の樹木、キバンジロウの駆除を行いました。キバンジロウは明治後期食用に持ち込まれたものです。鳥やオガサワラオオコウモリなどによる種子散布で分布が拡大、短期間で鬱蒼とした茂みを形成し、小笠原の固有種を排除しています。耐陰性、耐乾性、耐塩性もあり、台風にも強い侵略的外来種です。

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関東森林管理局のHPに端数倶楽部の活動が掲載されました。
参照:関東森林管理局HP
富士フイルムビジネスイノベーション端数倶楽部外来種駆除体験

■8月9日午前:TWR森作り活動

洲崎村民の森で小笠原グリーン様と島の小学生の皆さんにお世話になりTeam Wood Recycle(TWR)森作り活動を実施しました。洲崎の森は9割以上が外来種のギンネム、シマグワ、アカギに占領されています。抜根作業をして、空いた穴に在来種のタコノキの苗を植えました。TWRは外来種を利用しながら小笠原らしい森林、コウモリの餌場となるような森林を目指すプロジェクトです。ゆっくりと植生を戻していく低コストの持続可能な森作りです。

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■8月9日午後:TWR木工体験

送電線周りの樹木管理で出たバイオマス資源を有効活用してワークショップを行うほか、楽器を作るアップサイクルも行っています。今回はタマナ,アカギを製材してカッティングボードを作成しました。

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■8月10日:父島二見港出航(1泊)

■8月11日:竹芝客船ターミナル解散

今回お世話になった団体

小笠原野生生物研究会

小笠原グリーン株式会社

以上

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