一部の情報は、2021年3月までの旧社名を含めて当時のまま掲載しています。
 
活動報告

丹沢ブナ自然観察会活動報告


丹沢ブナ党と一緒に自然観察会を行いました

■開催日: 2018年5月20日(日)
■天候:  晴れ
■参加人数:23名(端数倶楽部 8名、丹沢ブナ党 15名)
■コース:  駿河小山駅 → 切通峠(シカ糞採取を体験) → 三国山 →明神峠 → 駿河小山駅

■概要
今年は、シカの食性調査の糞採取のために例年のコースと違い、駿河小山駅から出発し切通峠に入り、春季分のシカの糞を一人10個集めて、鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま、明神山のことで標高1,291m)を経て三国山(標高1,101m)に登りました。
途中、雲のために見えなかった富士山が鉄砲木ノ頭に着くと、集合写真のように山中湖越しに見ることができて感動でした。

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■参加者の感想

抜群の天候の良さと富士山を望みながらの山歩きは、大変気持ちが良く来た甲斐があったと 強く感じました。
また、ブナ党の方から美味しい果物の提供があったのも、嬉しく思います。
ブナの巨木について何本か説明を頂き、樹齢の長さや立派な姿に感動しました。
またこういった保護活動に長年取り組まれている、ブナ党の方々にも頭が下がる思いです。
昨年見ることができたミツバツチグリ、シロバナヘビイチゴはコースが違ったせいか見当たりませんでした。
三国山のブナはたくましく美しく、新緑の美しさと青空と落ち葉のじゅうたん、もうそれだけで参加して良かったと思いました。
シカの糞採取は皆さん楽しんでいらっしゃいましたね。
シカも自分の糞が人目にさらされているなんて考えもしなかったことと思います。
・昨年の丹沢ブナ党シンポジウムの鹿をどうするか?を受けて党の新たな活動に二ホンシカ食性調査が組み込まれその一端に参加させていただきました。
糞の形状もいろいろあり、新旧で太さもことなり、食性調査の必要性を感じることができ、調査結果も楽しみになりました。
ブナも健康な木がたくさんあり、木洩れ日と、ブナの新緑を楽しむことができました。
ただ下草の種類が少なく、トリカブト、バイケイソウがやけに目につくようになってきているのがきになりました。
・丹沢ブナ自然観察会には、調べてみると今回で6回目の参加となりました。毎回、大勢の参加で、色々な方との交流もあり、この山登りを楽しんでいます。
今回は、花やブナなどの木の観察に加え、シカの食性調査のため糞の採取もあり、また、コースも三国山に鉄砲木の頭も加わり、毎回参加していても、楽しめた1日になりました。
昨年たくさん咲いていたヤマシャクヤクが、既に咲き終わってしまったのは、残念でした。しかし、鉄砲木の頭で見た、大きく美しい富士山の姿には感動しました。
・富士山に圧倒されました。今回のコースは私、とても気に入りました。歩きやすいコースですね。
そして、絶妙なタイミングで富士山がどど~んと目の前に現れる!シカの糞採取には何か貢献できたのかしらと「その気」になれました。
今までも「これはシカの糞ね」と観察はしていましたが、箸でつまむ、なんてことはびっくりの初体験で、正露丸と思っていたけれど、まん丸ではない、これは古い、これは春型とその形の特徴を教えていただき、感心しました。
そして、Tさんの解説にはいつもながら、うなる。鳥の声に耳をすまし、足元の小さな緑に目をやったり、富士山を目の前にしてその噴火で堆積した地層に興味を持ったりと。
もっともっと新規の方をこの場所にお連れしたいものです。
・夫婦ともども、お世話になりました。山歩きは何十年ぶりのことでして、おおいに心地よく、適度に疲れました。
丹沢のブナ、こんなにも巨木と成りうるか驚きと神々しさをもって見上げました。
さらに、当日は5月の爽やかな気候満杯、緑のすがすがしさ、こぼれ日の柔らかさ、山中湖を眼下に仰ぎ見る富士山、そうそう解散後の松田駅前での一杯、どれをとっても"おもしろきこと"の一日でした。
あツ、一項加えます。丹沢ブナ党の皆さんの驚くべき元気さ!!
"丹沢のブナ・守りたくなる自然に更なる幸せを"

丹沢ブナ党」のWebサイトURL http://tanzawabunato.web.fc2.com/index.html
丹沢ブナ党」は端数倶楽部の助成先です。

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