一部の情報は、2021年3月までの旧社名を含めて当時のまま掲載しています。
 
活動報告

『石垣・西表島の自然保護活動』を実施しました


◆開催日:2018年11月17日(土)~18日(日)
◆天候:11月17日 曇り一時小雨 最高気温24.9℃、
    11月18日 晴れ 最高気温27.1℃
◆参加人数:16名
◆活動概要

11月17日 石垣島における海中クリーン活動。s-DSCF3261.jpg

参加者は13時に白保サンゴ村へ集合。海中での注意事項の説明を受けたのちウエットスーツへ着替え、ダイビングボートが待つ浜へ移動。2隻のボートに分乗してゴミがあるポイントへ向かいました。現場は3mほどの深さで岩礁に太いロープが絡みついているのが水面から確認できました。作業は現地スタッフの方がスキューバで潜り海底からs-石垣・西表 (2).jpgロープをナイフで切り取っては水面にいる我々が受取りボートに乗せる、という作業を繰り返し行いました。

作業終了後、世界的に有名な青サンゴの群生地を観察し水中クリーン活動の意義を再確認しました。

11月18日 西表島における海岸クリーン活動。s-DSCF3279.jpg

朝、離島ターミナルへ集合したのち高速船で西表島へ移動。港からはレンタカーに分乗し、目的地である中野海岸に向かいました。現場に到着すると地元の子供たちと一緒に大きなゴミ袋を持ち海岸に漂着しているごみの回収を始めました。季節は11月の中旬ですが晴れている西表島の日差しは強く、汗をかきながらの重労働です。ほどなく大量のペットボトル、プラスティック、漁具などが回収され分別作業を行いました。ペットボトルはバーコードにより国別に分け、回収量を確認しました。

◆参加者からの感想(アンケートより抜粋)

  • リゾート地として石垣島や沖縄の島々を見ていました。今回のゴミ問題を目の当たりにし、この現状を多くの人に伝えていかなくてはと思っています。このようなボランティア活動がもっと多くの方に参加頂ける様になると良いと思います。
  • 石垣島・西表島の方々が、住んでいる地域の自然を大切にしようとしている気持ちが痛いほど伝わってきました。自分自身も何らかの活動を通じて社会貢献しなければという気持ちになりました。
  • 観光でよく目にする海岸は、地域の人たちがきれいに清掃しているとを知り、これからもサークル活動などでお手伝いしたいと思いました。
  • 石垣・西表とも自然に恵まれた非常に美しい場所だと思ったが、それを維持する事が非常に大変な努力があることが判った。NPOの活動をもっと応援したいと思った。
  • 珊瑚礁の保全活動は今後も必要であり、NPO夏花の活動や、さんご村を管理運営しているWWF団体、地元の方の協力といった協業が不可欠であると感じた。中野ビーチクリーンにおいては行政の介入が弱く、地元民が協力して取り組んでいる姿に感銘したと同時に、端数倶楽部として少しでも多くの人的支援や、寄付金で支援することの必要性を感じました。
  • 事前に海のゴミに関する関係書籍を読んでおきましたが、実際の現場に触れることで、より身近な問題としてとらえることができるようになったことが収穫です。
  • 白保の海中清掃、西表島のビーチクリーン活動はともに大変意義のあるものでした。
  • 海中清掃については、いろいろ会社として制約はあるかと思いますが、タンクを背負って海中作業をしたかったです。
  • <海中清掃について>
    最初海に入った時、あの大きな塊に気が付きませんでした。まさかあれほど綺麗な海に、あの様なゴミがあると想像していなかった思い込みからなのかあれほど大きな塊のゴミが目に入りませんでした。ゴミはあれです、とダイバーに指されて気が付き、海中で、「えっ!!」と思いわず声を上げました。その後のお話から、お客を案内するルートは綺麗にしているが、その他の場所はなかなか手が回らないで残ってしまっていると伺いました。当然現地の方々だけではやりきれない事もあると思います。小さな事ですが、私もこれからダイビングをする際、拾える程度のゴミであれば、拾う事を心掛け少しでも力になりたいと思います。
  • <砂浜清掃について>
    砂浜にはありとあらゆるゴミがありました。ペットボトルや瓶、缶。電球や船の大型ライト、サンダルや釣り用なのか、細かい針がついたもの等々。とても危ない物もむき出しになって落ちていました。その中でもペットボトルの量は莫大でした。ほどんどが異国の物で、収集したごみは西表島規定の分類ごとに分け、ペットボトルは更に国別に分けました。台風が来るたびに異国から流れつくゴミ。そしてそれを西表島の方々でその都度片づけている実態を実際に目の当たりにして何とかしなければいけない、と実感しました。当然みんな思っている事だと思いますが、ゴミが流れてくるその根本を改善しなければ、変わる事がない現実だと思います。
  • 今、その根本を改善する為の現実的案が出てきませんが、日本としてもっとみんなに知ってもらい、改善案を考えていかなければならない事だと思いました。

◆石垣島の海中クリーン活動が2018年11月18日付けの八重山日報新聞に掲載されました。ご興味のある方はご覧ください。

<端数倶楽部のホームページ>
http://hasuclub.jp/members/blog/2018/11/yaeyama-nippo.html

<FXオフィシャル FaceBookサイト>
https://www.facebook.com/fuji.xerox/

以上。

投稿日:

ニュースカテゴリー


年別バックナンバー